ＷＥＢ・あれこれ通信ＮＯ１０

＜2004・3・23＞ＷＥＢ・あれこれ通信ＮＯ１０

桜のつぼみが、急な冷え込みで縮んで小さくなりそうです。２月の後半から、昨日まで、猛ダッシュで、過ぎ去って行きました。

１、県議会議員補欠選挙・残念な結果でした。

２、嵐山町３月定例議会・終了しました。

３、３町３村の合併に関る住民投票の請願署名集めています。

４、性教育アンケートの結果、県に要望書を提出

５、チェルノブイリ18周年救援・おがわまちコンサート

６、東松山市・嵐山町・小川町の住民訴訟（じっくり市町村合併を考える会）

７、あれこれ通信３９について

１、県議会議員補欠選挙・残念な結果でした。

　2月2日、１９９７年暮れ嵐山町議員たちに、サラダ油をお歳暮として贈答した林茂議員の公職選挙法違反が確定し、２月２７日、比企の未来をつくる会が、「腐敗選挙の流れを断とう」と井口亮一さんを候補者として擁立しました。私は事務局でした。
3月21日の投票日、得票数は、非常に残念でした。
投票率　　３３・７２％　が、公職選挙法違反の土壌です。選挙はルールに従わなくては。
　公職選挙法では、選挙期間中は、候補者名の入ったちらしは、配布できないのに、松本つねお街頭演説会のちらしがポストに投げ込まれていたり、電車で候補者が名刺をくばったり。政党宣伝カーは、候補者名を発することはできないのに、民主党公認候補水谷幸太郎と車上宣伝・街頭演説。みつからなければ、このくらい平気が、金権選挙につながるのでしょう。

松本つねおさん（保守）１４２３１

水谷幸太郎さん（民主党公認候補）９０９８

井口りょういちさん（比企の未来をつくる会）３２７８

　　　

４町２村の農村地域の６自治体の住民グループが県議選を戦うには、未熟な組織なのでしょう。
２大政党の時代、地域の住民活力をどのように育て、動くことができるのか、大きな課題です。
井口りょういちという候補者と共に地域経済の基盤産業をどうつくるかを考える選挙でした。
又、井口りょういちの政治家としての優れた資質を皆さんにお伝えする時間がなく残念でした。結果から考えると、この地域はやはり、地縁と国や県の金で道路と公共施設建設が進む地域なのでしょう。

２、嵐山町３月定例議会・終了しました。

　選挙と議会が重なってじっくり取組むのが厳しい議会でした。

①	国民健康保険税の値上げ昨年度まで、基金を取り崩していましたが、基金が底をつき保険料の値上げです。反対しました。理由昨年、大船中央病院で乳がんの手術をしました。医療費の不正徴収が行われていました。この病院では、８年間も不正徴収が行われていて、気づかれなかったのです。ある本には、医療費の３分の１は、不正徴収されていると書いてあります。実態がわかりません。医療費の徴収が適正か否かチェックする機構がないのです。領収書とレセプト（明細）の同時発行は必要な制度です。医療費の徴収が正しいか否かチェックできる体制がないし、高すぎる薬価も解決できていません。医療費高騰の原因を不況・高齢化で国保は所得の低い人が多く、嵐山町国民健康保険会計がもたないので国保料金を値上げするのでは、所得の少ない人の生活はますます苦しくなってしまいます。保険者のあり方として疑問です。
②	下水道会計下水道に、雨水が入りこんで、下水道処理されています。年間３０％も余分に処理費を支出していて、どこから流れこんでいるのかわからない不明水の処理費用は２０００万円を超えています。下水道費用が不足しているので、町の一般会計から持ちだしをしています。財政が苦しいのに、どこに問題があるのか、調査し、修理しなくっては。
③	議会特別委員会がつくった男女平等参画基本条例案の修正案が否決されました。町の男性職員が中心になってつくった、“らんざん”男女が共にいきいきと暮らせるまちづくり条例が制定されました。嵐山町の女性行政は、男性に都合がよく、女性にとっては役に立たない行政で、あいかわらずです。審議会等の参加も、男女が均一は努力義務ですから、変革しなくてもよいのです。女性への人権侵害・セクハラ・ドメスティックバイオレンス・児童虐待等の被害者支援がないのです。嵐山町が女性行政を推進している名目のための条例制定で、呆れています。

３、３町３村の合併に関る住民投票の請願署名集めています。

　3月21日、江南町で合併の住民投票が行われました。

　結果は、反対票が多く、江南町は熊谷市・大里町・妻沼町の合併枠から離脱になりそうです。
　横瀬町・荒川村・小鹿野町での合併に関る住民投票が行われました。
　結果は、小鹿野町・横瀬町が、秩父市・吉田町・両神村・大滝村・横瀬町・荒川村・小鹿野町の合併枠に反対、1市3町3村の合併からの離脱になりそうです。
　住民投票をすると、合併枠が崩れるという危機感が、ますます町村長と保守系議員に強くなりそうです。
　請願に署名しないようにいわれているという妨害があると聞いています。

　法定合併協議会での新市役所の位置は、小川町に市長部局が行くか、嵐山町に市長部局がいくかです。
　小川町・都幾川村・東秩父村・玉川村は、市長部局は小川町役場にという流れになっています。
　嵐山町議会全員協議会では、小川町に市長部局がいくことを紛糾する雰囲気です。

　議員任期については、特例法で期限の延長を使うと94人の議員を収容する議場を建設しなくてはならなくなるので、問題となっています。一方、1年で、各町村の住民意見をどのように反映できる新市をつくることができるのかということも問題になっています。

４、性教育アンケートの結果、県に要望書を提出

　自治体にDV政策を進める会は、中学校38校、小学校68校に性教育についてのアンケートの協力をお願いできました。
　その結果、性被害を受けていると思われる子どもに遭遇したという経験のある学校が、中学校では１８％、小学校では、８％という予想以上に高い結果でした。又、性教育は、性交を教えている学校は中学校で６５％で、性暴力については、２８％、セクハラやドメスティックバイオレンスについては５％以下でした。
　3月3日、アンケート結果より、以下を要望しました。

①	小学校１年生から中学校3年生まで成長に応じた性教育のプログラムを作成し、最低でも年間数時間程度の性教育の時間をとり、男女平等の視点より性交、性暴力被害に対しての対応までの正しい性知識を教育すること。
②	性的人権侵害・性犯罪を受けた子どもに対して、子どもは、性的人権侵害や性犯罪の被害の対象になることを認識して、その被害に対応できる体制をつくり、被害を受けた場合は、訴えなくては行けないことをこどもに周知すること。
③	行政として、小中学校を対象に性教育のアンケート調査を実施すること、高校生に対しては、性意識の調査として実態調査をすること。

５、チェルノブイリ18周年救援・おがわまちコンサート

失われた故郷プリピャチの被爆少女が歌います

　ナタ－シャ・グジー故郷を歌う
　共演　コーラスひびき（小川町懇請合唱市民グループ）（県立小川高校音楽部）
　4月24日・リリックおがわホール
　午後2時30分開演
　チケット　一般2800円（前売り2500円）・18才以下（1,000円）

　コンサートの収益はすべてチェルノブイリのこどもたちの医薬品代・保養費に使われます。

６、東松山市・嵐山町・小川町の住民訴訟（じっくり市町村合併を考える会）

　3月10日、4回目の裁判でした。私は、議会中で傍聴できませんでした。

　東松山市民が東松山市長を、嵐山町民が嵐山町長を、小川町民が小川町長を相手に、８市町村の合併を行うための任意合併協議会に職員を派遣し、職員給与を支出したことの違法性を争っています。

　昨年の３月３日にいきなり設置されたあ８市町村の任意合併協議会は、５月２１日に解散しました。この任意合併協議会は、議会に、任意合併協議会費用負担の予算を諮ることもなく進められました。いったい、市民や町民は、市町村長や市町村議会に、合併のことまで、すべてを含んで政治を委託しているのだろうか、といった疑問を指摘しています。

　これからの地方自治を考えるとき、住民代表の考え方として、市町村の枠組みの再構築まで、市町村民は選挙のとき、代表を選ぶときの選択肢にはいっていません。

　次回の裁判日程は５月１２日です。

７、あれこれ通信３９について

　2月15日発行予定だったあれこれ通信３９は、突如、県議会議員補欠選挙に突入し、とてもつくれる状況ではなく、遅くなってしまいました。4月5日発行を目指します。

松本つねおさん（保守）	１４２３１
水谷幸太郎さん（民主党公認候補）	９０９８
井口りょういちさん（比企の未来をつくる会）	３２７８