最近の活動+α

乳癌でした。('03年7月14日掲示)



高校、男女別学・共学?('03年2月2日)

― 子どもの視点からみると ―

 埼玉県男女共同参画の苦情申立て審査委員の高校の共学化にむけての勧告からいろいろな議論が起きていますが、高校生のいる私の家もこの議論に巻き込まれています。 私は、広島県出身で、共学の公立高校に進学し、当然のように共学派ですが、私の三人の娘は、埼玉育ちで、高校は別学です。三女は、高校2年生で、別学で、毎日が楽しくってという生活です。

 生徒会誌の委員会に所属している彼女達が、川越女子高校・川越高校・坂戸高校の生徒を対象、別学・共学についてのアンケートをおこなっていました。 そのアンケートの設問項目の一つに、 「あなたは、高校にはいって性格が変わったと思いますか」がありました。 (残念なことに、男子校の川越高に、この設問をいれなかったといっていました) 川越女子高の子どもは、変わったという子が多いのに対し、共学の坂戸高校は、変わったという子が少ないのだそうです。

 「小学校も中学校も、先生は男の子には重たいものをもたせるし、女の子には細かいことをさせるのように指導する。別学だとそれがないから、性格が明るくなる。共学だと小学校・中学と同じだから性格が変わったという人は少ない。」 子どもの実感からでてきた設問項目なのでしょう。

 「なぜ、公立高校は、男女共学でないと性格に片寄りがでるの。」 「どうして国立の女子大、公立の女子大があるのに、高校だけは公立の場合、共学でないと性格に片寄りができるという失礼な見解になるのかな。私立も含めてすべての学校が共学にならないといけないという法律ができない限り、別学が男女共同参画に逆行するという理論にはならない」 「別学の世界をしらないと、共学の学校教育が、どれだけ、男の子、女の子の固定的役割分担を押しつけられているかわからないでしょう」 と、学校教育の真っ最中にいる子どもの側からみた男女平等意識の形成の課題を指摘されています。

 回りの視線を常に意識して行動する15才から18才という時期に、別学でジェンダーにとらわれない学校生活を送れることは、幸福なことかもしれないと彼女の主張に耳を傾けています。

 埼玉の高校は、子供達は別学・共学を意識して学校選択をするのではなく、偏差値で学校選択をして、その結果、別学の世界にはいるか、共学に入るかです。別学に入学して、女の子は男の子よりも、自由度を感じる度合い・ジェンダー意識でがんじがらめになっている自己から解放される楽しさをより多く知るのでしょう。

 男性なら一人で運べる物を、女性二人で運んだとしても、達成感はあります。共学でそだった私は、女性は重いものをもつものではないとなんとなく認識してしまっています。小学校6年生くらいまでは、体力的にも、女の子のほうが強いこともあります。でも、男の子のほうが女の子をかばう習性を身につけさせられる教育であることも、確かです。

 学校教育のなかのジェンダー、もう一度振りかえる必要がありますね。


いまどきの高校生

 17才の事件が、世の中を騒がせました。1月26日づけ朝日新聞夕刊に「いまどきの17才」。「他人に厳しく、自分に甘く。」の記事がありました。都内高校生の道徳観のアンケートです。東京都の教諭が全日制高校3年生4クラスを対象に実施した結果でした。

 我が家にも17才がいます。興味深く読みました。掲載されていたのは、アンケートの一部のようです。もっと詳しく知りたいと思っています。

「これは許せるもの」

  • 高校生のバイト 100%

  • 高校生の茶髪  93%

  • 未成年の飲酒  88%

  • 高校生の朝帰り 87%

  • 電車の中での化粧59%

  • 親が子を殴る  55%

  • 電車のなかでいちゃつくカップル 47%

  • やまんばギャル 46%

  • 電車の床にすわる若者 40%

  • 不倫      26%

  • 援助交際    21%

  • 子が親を殴る  19%

  • 万引き     10%

  • 映画館で鳴る携帯電話 0%

 私がこの項目で、許してもいいかなと思うのは、高校生のアルバイトのみです。高校生の朝帰りの関しては、世紀越えの12月31日、大騒動になりました。我が家の17才が「大晦日の11時から,初詣に友人と行くのでいいでしょう」と聞くのです。楽しそうだなとは、思ったのですが、帰りの電車がありません。どうするのだというと、「カラオケショップで友人と朝まで過ごす」といいます。どこの親が17才の子が、お店で一晩をすごし、朝帰りを許すものかとストップ。似たような会話が,よその家でもあったようでした。

 携帯電話をそれぞれが持つようになると、ティーンエイジのこどもがさっぱりわからない。携帯電話とインターネットオークション。親の価値観にはないセンスです。携帯電話の普及で、それぞれが、携帯電話をもつと、さっぱり、家族が何をしているのかわからなくなってきました。家族の個族化です。

 個族化していく家族を、どのように新しい関係としてプラス思考に変えるかに、これからがかかっているのだとは思いますが。


雪かきコミュニティ

 1月にはいって、3回も雪です。1月7、8日・20,21日、27日のきょう。私のいえは、坂ばかりなので、雪が積もればすぐに雪かきをしなくては、道が凍ってしまって危険・危険です。

 朝になるとさっそく雪かきがはじまります。雪は、たまたま.土曜に降って、日曜日にやむパターンなので、大勢の人がでてきます。お日様のあるうち、雪がかたくならないうちに雪をどけなくては、道路が凍ってしまいます。雪かきで、御近所コミュニティが復活して、おまけに身体を動かすので、けっこう楽しい。


8月5日

 国立婦人教育会館2000年ジェンダー研究フォーラム、ワークショップ「女性への暴力防止を考える」を主催しました。 アメリカペンシルバニア州犯罪被害者支援センターで1年間、スタッフとして仕事をした新恵里さんの話しを中心に被害者支援ってなにか話し合いました。 参加者は17名でしたが、24時間対応のアメリカペンシルバニアの被害者支援、NPOでも、裁判所や病院に1室が設けてあって、常時、支援する姿勢です。 日本では、まだまだだけれど、30分圏内に1ヶ所くらいの被害者支援センターの設置を目指そうと改めて思いました。


8月7日から12日まで

 この6月、中央大学法学部通信生に学士入学して、夏季スクーリングに参加。八王子は遠く、片道2時間30分に疲れ果てて、居眠りがでています。 午前中は、民法・物権法、午後は憲法を一週間連続で、聞きました。30年前にちっともわからなかった憲法も、体系として理解できそうです。授業って、本を読むだけでよりも、ずっとわかりやすいものなのですね。 次期選挙までに卒業できることを目標に勉強する計画です。 通信生は、バラエティに富んでいて、若い人もいれば、私のようなおばさん、 定年退職したような方、おなかの大きい女性と、多様です。 憲法の授業の教室に、「どなたか看護婦さんいませんか。向こうの教室の人で気分が悪くなって倒れた人がいるのですけれど。」「あ、はい。」 さすが、すごいとおもいました。休憩時間は、携帯電話で、職場と連絡をとっている人も多いのです。 これからの大学や大学院は、社会人も通学しやすいものにしなくては、いけないのだと思います。 



これからの活動予定

8月16日

多摩地区の若手市議会議員と交流会です。
政治と利権と暴力・そして犯罪被害者支援について話します。

8月26日

犯罪被害者支援を創る議員の会準備会設立
川越市南公民館1時〜
 日野市の若手市議菅原なおしさん一緒に、市町村で被害者支援をつくる議員を募る運動をしていきます。
現在「被害者さぽーと・仮称あなたの町で、被害者支援を」というパンフレットを制作中です。

9月3日

犯罪被害者第2回シンポジウム大阪大会
町長選挙。

9月4日

神戸の震災被害児のためのレインボーハウスを視察します。