嵐山町の町づくりと予測される急激な人口減少

嵐山町の少子高齢化は急激に進んでいる。
急激な人口減少が起きるのだろうと感じる。
新しい住宅は増えているが、人口は増えていない。
宅地開発で山は造成されても、旧住宅地に空家が増えている。
嵐山町は七郷村と菅谷村が合併して、その後、その真ん中に役場庁舎をつくってしまったことによって
北部と南部が一体化したかというとそうではなくい。人の生活空間は歩ける範囲が基本的であるため、
ぎゃくにコミュニティが壊れつつあるのに、気づけないという事態になっている。
次のグラフは2011年8月1日の人口ピラミッドである。

緑が男、黄色が女性である。60〜64才までは男性人口が多いが、それ以降は女性人口が多くなる。
高齢女性の一人暮らしが多く、見守り体制もかんがえていかなくてはいけない。
元気な高齢男性と高齢女性で作っていく必要がある。

交流センターごとに人口ピラミッドを掲示する。
急激な人口減少に対応するための支えあいは、交流センターを核にすべきだとかんがえるからである。
特に旧七郷地区と菅谷地区を一緒にした町づくりは距離的に難しい。
七郷地区は、山に囲まれた生活、南部と市街地は丘陵と河川の多い地域であるため、地域の結びつきが異なっているように思える。

北部交流センター(七郷小を中心にした旧七郷村の人口構成)
特別養護老人ホームが2箇所あるため、高齢者人口が高い

ふれあい交流センター(志賀小と菅谷小(鎌形地区を除く)市街地の人口構成である



南部交流センター(鎌形地区)の人口構成である。



以下のグラフは、第5次総合振興計画の人口推移の推測であるが、希望的観測であるといえる。

この第5次総合振興計画の推測で小学生・中学生の移り変わりのシミュレーションが次のグラフになる。

H38 H33 H28 H23
七郷小 81 90 111 119
志賀小 190 215 246 277
菅谷小 326 376 426 502
玉ノ岡中 155 179 188 223
菅谷中 191 195 235 286
合計 939 1055 1206 1407



この子ども数の減少の数字は、私には楽観的なものに思える。
少子化が著しい場合、1学年少人数1クラスを続けるべきなのか、学校統合を考え、バス通学を選択するのかを
見据えた町づくりが必要になってくる。

学校統合した場合、こどもたちは、20年後地区に残って生活するか、地区で生活するためにはどのような要件を整えるべきか十分に政策として考える必要がある。(2011.8.31)


嵐山町の少子高齢化は、日本の都市の平均より進み方が早いという。
各区ごとの年齢人口構成をエクセルに入れた。


嵐山町行政区別5才毎の年齢別人口

小学校区別の年齢の棒グラフ




おもしろい結果になった。高齢者人口よりも、年少人口のほうが多い区がある。
が、1年後、2年後にはすべて、高齢者人口が多くなるはずだ。